牛銀 本店@松阪市で松阪牛すき焼き

2017年11月夜、三重県松阪市の松阪牛料理屋「牛銀 本店」に行ってきました。

お店は、松阪駅から徒歩12分ほどの立地です。
駐車場は、お店の向かいにあります。

物凄く趣のある木造の建物で、二階に多数の客間があり、中にちゃぶ台と座卓の座席が並びます。個室ではなく仕切りで仕切られた感じですね。

すきやき 橘 11880円 + ご飯 324円 + サービス料10% 3.9

松阪牛のしゃぶしゃぶ、すき焼き、網焼きが食べられるお店ですが、すき焼き押しみたいなのですき焼きにしました。梅7560円は赤身、松8720円は肩ロース、橘11880円がロースだそう。

しゃぶしゃぶならともかく、すき焼きで赤身は固くなりがちなので、赤身はない。
ということでせっかくなので一番上位の橘にしました。
程なくしてお肉と野菜が運ばれてきます。写真は3人前です。

見事にサシの入った美しいお肉です。かなり厚めに切られたものが一人あたり2枚です。
量的にはどのくらいだろう?100グラム~150グラムといった感じかな。

ご飯味と味噌汁は標準では付いていないので別途付けるか聞かれるので付けてもらいました。
正直、良い肉なので、ご飯で食べるよりも肉だけで味わうほうが良い気もしましたが。

卵を使うか聞かれて、使う場合は割ってもらいます。
卵が無くなったら2個目を割って足してくれます。

サービス料がかかるだけあって、中居さんが1人テーブルについてすべて調理してくれます。
まずはお肉を焼いてくれます。肉を焼いてから割り下を加える関西スタイルのすき焼きですね。
いや、割り下を加えるわけではなく、砂糖をドサッと振って、生醤油を垂らすスタイルです。
これだけでバッチリ味が出てしまうのだから、松阪牛の旨味すごい!

見事に手際よくお肉を調理していきます。お肉を焼き終わったら割り下を加えて野菜も煮ていくスタイルではなく、お肉が出来たらまずお肉だけ取ってくれます。
ここまではすき焼きというより、松阪牛の甘辛焼きといった感じですね。

出来上がったお肉です。何という美しさでしょう。
噛みしめると旨味が溢れてきます。ミディアムとウェルダンの間といった感じで、結構しっかり熱が通っていますが決して固くならないのはさすがに良いお肉です。
すき焼き、特に関西スタイルの焼いて行く形式のため、しゃぶしゃぶのようなミディアムレアな蕩けるような柔らかな歯応え舌触りとは違いますが、しっかり熱が通ったコワっとした肉の舌触りでありながらしっかり柔らかです。

焼肉やステーキで感じられる松阪牛特有の脂が湧き出てくる感覚こそありませんが、本当に味が良く、砂糖と生醤油だけで味付けしたとは思えない格別の味わいです。

続いて肉の旨味と脂が染み出た割り下で野菜を煮ていきます。
水を加えずに野菜の水分だけでこうなります。
タマネギ、人参、エノキなどが煮られていきます。

良い塩梅に仕上がったタイミングで取ってくれます。
甘辛醤油味に松阪牛の旨味と脂が染み出した最高の味の割り下で煮込んだ野菜の美味いこと!
玉ねぎの食感もシャキッとした歯応えの面影を残しつつ柔らかで、もう最高の熱の通り方です。
野菜が最高に美味いわあ。

そうこうしている内に、2枚目のお肉が焼きに入ります。
2枚目は先程の野菜の甘味が加わった割り下に和の出汁も加えて焼いていきますので、さらに濃厚な味わいとなります。
相変わらず素晴らしい美味しさで、一口一口噛み締めていただきました。

そして野菜の残りが焼きに入ります。今度は分葱と豆腐ですね。
鍋に残った割り下というかタレというか、旨味を全て最後の具材に吸い込ませていきます。

最も濃厚になった割り下で炒めたシャキッとしたネギと、旨味を全て吸った豆腐が美味い!
最後まで大変美味しくいただきました。

サービス料を入れると一人頭13000円から14000円もする高級な松阪牛のすき焼きでしたが、流石に美味かったですね。味に関しては文句のつけようがありません。
今まで食べたベストなすき焼きのうちの1つでした。

ただ、ステーキや焼肉などで感じる、圧倒的な松阪牛の特徴の脂が湧き上がってくるような感じは無く、甘辛い味で調理して熱もしっかり通す料理法なので松阪牛の良さを最大限に活かせる食べ方なのかは難しいところです。
これはどのブランド牛を食べる時も感じるのですが、ある程度の肉ならどんな肉でもおいしく仕上がってしまうすき焼きがベストなのかは微妙なところです。まあ超美味かったんですけどね。

牛銀本店 店舗情報

食べログ → 牛銀本店

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