富蔵家@小布施町で三色蕎麦
2018年4月午後、長野県小布施町の蕎麦屋「富蔵家」に行ってきました。
お店は、小布施駅から徒歩9分ほどの立地です。
駐車場は、無さそうです。
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三色そば 1620円 3.4
もりそば650円、田舎そば960円、季節風味の変わりそば1295円とありますが、せっかくなら全部味わえる三色蕎麦でしょう。
3色蕎麦というと半分くらいの盛りの蕎麦が順々に3枚出てくるイメージですが、こちらは一気にドーンと3種類が盛られて出てきます。色とりどりで綺麗ですねえ!
なんて言っている場合ではない。何だこの量は!これ1山が普通の盛り蕎麦1枚分の量ありますからね。つまりは蕎麦3人前くらいの量なのだ。
一瞬こんなに食べられるだろうかと不安になりましたが、何とか食べきりました。これに天麩羅やら小鉢やらが付いたセットも有るんですが食べきれるかい!値段もすごいことになってるし。
まずは手前左が標準の二八蕎麦ですね。これがもりそばに相当するものかな。
非常に標準的な灰色をした、結構な細打ちの蕎麦ですね。
挽き方も細かく滑らかな舌触りながら蕎麦らしいザラッとして感じはしっかり有ります。
硬めに仕上がっていますが、結構細いのでコリッとした感じではなく程よい噛み心地ですね。
ただ、際立った瑞々しさはなく、細いので乾きも早く後半緩くなってしまいました。
食感や舌触りは文句なしですが、肝心の香りについては少々弱めかな。
意識して鼻から息を吐くなどしないと強く蕎麦の風味を感じることが出来ない。
そして右側が田舎そばに相当するものですね。
田舎とは言いつつ、二八と同じ細打ちで、挽き方も細かくあまり食感的な違いはありません。
甘皮まで一緒に挽かれた感じで色がかなりの黒っぽい色になっていますが、味的には二八と大きくは変わりませんでした。こちらのほうが少し濃いというか渋いというかくらいの違いはありましたが。
逆側に向けて手前の緑色のが、よもぎそばですね。この季節の変わり蕎麦はヨモギのようです。
更科蕎麦に季節の素材を練り込んだ蕎麦ですが、これまた太さといい食感といい同じですな。
ただ、風味は全然異なり、更科がベースなので蕎麦の風味は全くせず、よもぎの青臭い風味が口の中に広がります。かなりヨモギ感抜群ですねこれは。
蕎麦の食感でよもぎの風味がガンガン来るので不思議な感じですが、これが変わり蕎麦の醍醐味です。逆によもぎが苦手な人にはきついかもね。
季節ごとに8種類変わるようなので、楽しみがあっていいですね。
ちなみに辛汁は、鰹出汁がガツーーンとくる味の濃いもので、甘味も醤油感もしっかりしています。しかし、カエシ以上に出汁感が濃くて凄い主張する汁ですね。
まあ蕎麦の風味のほうがあっさりしている蕎麦でしたので、香りが飛ぶのを気にせずガンガン浸けていただきました。薬味は、ネギに山葵と必要十分です。
最後に蕎麦湯が出てきます。かなり濃厚にドロッと白濁したタイプで、かなり濃厚にそば粉を溶いてありますね。もちろん飲み応え抜群です!
富蔵家 店舗情報
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