寿司安@新潟市でランチ 極み

2021年9月昼、新潟県新潟市中央区の寿司屋「寿司安」に行ってきました。

お店は、白山駅から徒歩21分、新潟駅から徒歩23分ほどの立地です。
駐車場は、無さそうです。

ランチ 極み 3850円 3.6

平日ランチは1210円のお得なバラチラシもありますが、せっかくなので一番人気だという握りのセットにしました。

10巻で4000円弱ですが、一貫ずつ握って出してくれるスタイルなので、決して高くないのです。良い寿司屋のランチなら、寿司下駄で出てくるのでもこのくらいしますからね。

まずは漬物が出てきました。

最初に寿司は何から出てくるのかなと思いましたが、卵焼きからでしたね。
寿司ネタ一貫分くらいの卵焼きですが、これがすんごい美味かった。

とにかく魚の出汁が効いています。甘いとかしょっぱいとかではなく、とにかく魚の味がする卵焼きです。

茶碗蒸しとかだと、物凄く濃厚に魚介の出汁が効いたものもよくありますが、卵焼きでここまで魚の旨みを感じることもなかなかない。卵も柔らかしっとりに仕上がっていて申し分なしです。

いや、これは美味かった。卵料理あまり好きではない私が、かなり美味かったと感じたのですから、実際かなり美味いはずです。

にぎりは、まずホウボウから始まりました。

普段寿司屋とかであまり白身のものは積極的に頼むことはありませんが、やっぱりきちんとした寿司屋では地味な白身とかほど良いものです。

最初に近海の白身4種が出るらしく、これらが地物のようである意味1番の目玉かな。

ハリがありながら柔らかで上質な身の白身魚ですね。
味わいは淡白ではあるのですが、しっかり身に味があります。

醤油が薄く塗られていて、程よい上品な薄味で食べさせてくれます。

続いてヒラメですね。昆布締めと言っていたかな?

鮃らしくやや歯応えがありながら柔らかで、簡単に噛み切れてスッとなくなる食べやすさ。

白身は全部なんか熟成させたような身の具合を感じます。食べやすい良い状態になっている感じですね。味もヒラメらしい白身ながら力のある味わいが凝縮されていました。

こちらもまた別の種類の醤油が薄く塗られていて、そのままいただけます。

続いて鯛です。真鯛かな?

熟成された感じの柔らかに仕上がった上品な白身で美味いですね。
食べやすく食感もちょうど良い感じに仕上がっていました。

上には梅肉が乗っていて、こちらに自分の好みで粗塩をかけていただきます。

こちらが笹川流れの粗塩だそうです。これをかけていただきました。

味噌汁もでてきました。

ただ、これはあまりに普通でしたね。出汁感などに特別感はありません。

続いて何とかという珍しい白身の小さな魚でした。
名前忘れましたが、聞いたことないような感じでした。

小ぶりな身が何枚か重なって乗っていますね。
ツルッとた舌触りの、かなり柔らかな小さくて繊細な身の白身魚です。

初めて食べましたが、見た感じも食感も味わいも上品な白身といった印象です。
そうそう、こういった珍しい地物が食べたいのよ。素晴らしいですね。

こちらも、もちろん味はついています。

続いて、シメサバです。

やはりしっかりした寿司屋のシメサバは全く酸っぱくないですね。淡い味わいで締められていて、酢というより昆布締めの要素がメインなのかな。上に板状の昆布も乗っています。

鯖自体の旨味と香ばしく皮目を焼いた風味が濃く、とても素晴らしい味わいです。
もちろん生鯖の臭みなど皆無で、柔らかで上質な身です。

続いて南蛮エビですね。これも新潟の味覚としては有名です。まあ要はアマエビです。

卵も乗っていて綺麗ですね。エビとかカニの卵って全く美味くないので飾りではありますが。

エビ自体はねっとりと濃厚な舌触りで、これこそ南蛮エビだなという良い感じのものです。

ただ、身の甘みはそれほど強くはなく、ほんのりといった印象でした。
もしかしたらすんごい甘い甘エビって、なにか添加してるのかもね。

エビの魚醤でいただきますが、確かにエビの濃い風味のする珍しい醤油でしたね。

続いて、いくら軍艦です。やや小ぶりな軍艦ですね。イクラはたっぷり乗っています。

個人的にウニやイクラってそんなに好きではないのですが、美味しくいただきました。

そんなに好きではないので、どんなイクラが良いイクラなのかわかりませんが、プチプチ感が強いなと感じました。変な臭みもなくうまかった。

続いてウニです。醤油か塩かを聞かれたので塩でお願いしました。
先程の笹川流れの粗塩を自分で好みに振りかけます。

色も良く、崩れや溶けた感じもなく、美しい状態の良いウニですね。

鮮度良いものでしたが、甘みとかは思ったほどでもないかな。なんか割とフラットな味わいの大人しめのウニでした。

そして本鮪ですね。こちらのお店は、養殖物や冷凍物は使わないとのことで、こちらの本鮪も天然の生マグロみたいです。

築地(豊洲かな?)に上がったものだそう。まあ遠洋ものは良いものは築地に集まりますよね。
せっかくなので近海ものが食べたいですが、とはいえマグロがないと締まらないからね。

ネタは割と薄めに短尺状に切られています。大トロですが流石に脂ののりはすごいですね。こんなに脂乗ってるかというくらいに脂が豊かですが、なぜか不思議と脂っぽすぎる感じは全くありませんでした。あんまり厚いとしつこいから、あえて薄めの切り方なのかもね。

天然物ということもあり、養殖みたいな餌で味をコントロールしてような濃い本鮪の旨味を強く感じるのではなく、ほんのりと本鮪の味わいを感じるものでした。

何気に個人的には養殖物の強い味わいのが好きだったりします。無化調ラーメンよりも化調ラーメンみたいな。

にぎり最後の十貫目は、酢イカです。酢で味付けされたイカですね。カラフルなゴマがかかっていて、見た目にも楽しい一貫です。

言うほど酸っぱくなく、極めてほんのり酢の風味がする感じで、塩気もかなり抑え気味ですね。
塩以外どのネタも味がついて出てきますが、どれも薄味なのにしっかりと味に力がありますね。

イカ自体も歯応えと柔らかさが両立していて、ほんのり甘みもあり良いイカです。

そういや全体的にシャリの印象があまりありませんが、薄味に仕上がったネタの邪魔をしない、こちらも優しい味わいになっていますね。ほとんどがネタにも味がついていますし、全体的に優しい味わいで楽しませてくれます。

最後にデザートのバニラアイスが出てきました。ややサクッとした食感もある、濃厚すぎないバニラアイスでさっぱりしていて美味いです。

先程の笹川流れの粗塩をかけると塩バニラになると言うのでかけてみたら、確かに塩バニラになり美味かったですね。黒い粗塩をかけているのでお洒落で余計に美味く感じました。

寿司安 店舗情報

食べログ → 寿司安

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