松翁@千代田区猿楽町で合もり(並そばと田舎そば)

2017年1月午後、東京都千代田区猿楽町の蕎麦屋「松翁」に行ってきました。

お店は、神保町駅から徒歩6分、御茶ノ水駅から徒歩8分ほどの立地です。
駐車場は、無さそうです。

合もり(並そばと田舎そば) 1050円 3.5

天麩羅が美味しいと評判のようですが、オヤツに食べに来たので蕎麦だけにしました。
さるそばでは面白くないので、普通の蕎麦と田舎蕎麦が楽しめる合盛りに。

辛汁は濃口と薄口が選べるので、珍しい薄口にしてみました。
白醤油を使ったような薄く透き通った辛汁ですが、出汁感や塩分が控えめということではなくしっかり味がします。醤油感が強すぎず鰹節など出汁の風味を強く感じる辛汁で良いのですが、どうも歯科クリニックのような独特な臭がしてあまり美味しくありませんでした。
後半はあまりこのニオイを感じなくなりましたが、一体何だったのだろう。

薬味は、ネギ、おろし、山葵、胡麻と十分ですね。

さて肝心の蕎麦ですが、2種類なのに4山に分けられて交互に美しく盛られています。
実にビジュアルが良いですね。

普通の蕎麦は一般的な二八そばにしては色が薄く、香りも弱めです。
ただ、細切りの蕎麦は、表面は蕎麦らしくザラつきがあり、コリッと固すぎない程よいモチッとしたコシもあり、良い蕎麦です。
しっかり水切りされていますが、非常に瑞々しい舌触りでかなり好きなタイプの蕎麦です。
唯一香りをあまり感じないのが残念ですが、それ以外は相当好きな感じの蕎麦でした。

一方の田舎蕎麦は、太くて黒っぽい典型的な田舎蕎麦ですが、太いと言っても田舎蕎麦としては比較的細めで、黒いといっても田舎蕎麦としては気持ち薄めな感じですね。
こちらも香りは控えめですが、仄かに蕎麦の香りがあります。
普通の蕎麦の方にせめてこの程度の香りは欲しかったです。

田舎蕎麦といっても、挽き方が極端に荒いわけではなく繊細な感じで、少し太い普通の二八そばという感じです。こちらも水切りはしっかりされてコシもあるのに、非常に瑞々しい感じで好きなタイプの蕎麦です。

2種類共にもっと蕎麦の香りが強ければ、相当好きなタイプの完璧な蕎麦なのになあ。
寒さで自分の鼻がやられていたのかなあ。

蕎麦湯は、白濁ドロドロの蕎麦粉をガッツリ加えたタイプのものですね。
トロトロで非常に飲みごたえがあります。

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