味坊鉄鍋荘@湯島で中国東北地方の郷土料理

2017年1月夜、東京都台東区上野の中華料理屋「味坊鉄鍋荘」に行ってきました。

お店は、湯島駅から徒歩3分、上野御徒町駅から徒歩4分ほどの立地です。
駐車場は、無さそうです。

基本的にコースを注文する形になっており、21時以降はアラカルトでも頼めるとのこと。
前菜5種、鍋料理1品の3500円コースと、前菜8種、鍋料理2品の5000円コースがあります。
今回は3500円のコースを注文しました。

3500円コース 3500円 3.8

まずは前菜が5種類出てきます。
1品目は、パクチー、ネギ、キュウリ、松の実?、焼豚みたいな肉を和えたものでした。
色々連続で食べて細かく味を覚えていませんが、香味野菜と甘みも入った醤油黒酢を極めて薄く使ったような感じだったかな。
タレ自体は仄かな薄味で和えられていて、セロリとパクチーの風味が目立つ爽やかなお味です。
こういうの好きです。

2品目は、木耳とブロッコリーと紫玉ねぎ、パプリカ、トマトを1品目同様に薄味で仕上げてあります。薄味で上品ですが何か美味いという絶妙な味付けですね。

3品目は、昆布とゼンマイとキュウリを和えたものです。
こちらも薄味でほぼ塩だけで味付けたかのような優しい味で、昆布の旨味でいただく感じですね。

4品目はおなじみのよだれ鶏です。四川料理のお店で食べるような辛さを活かした味ではなく、辛さは控えめで優しい味付けでした。

辛さだけではなく塩気も控えめで、味噌感やニンニクなどすべてが控えめで、ドギツくパンチがある四川料理店とは全く正反対の優しい味です。
それでいてしっかり美味いと感じる味なのが凄い。

5品目は、牛、豚、羊の肉の冷製みたいな感じでした。
味のない焼豚みたいで、正直どれも全く美味しいと思いませんでした。

メインの鉄鍋料理は、一押しと見られる「ラム肉と大根の醤油炒め煮」にしました。
テーブルに埋め込まれたコンロで目の前で調理してくれます。
まずはタケノコやラム肉と醤油ダレが入った鍋が運ばれてきて、大根が投入されます。

しばらく煮ると、とうもろこし粉を水で練って作る鍋貼を鍋の縁に貼り付けて蒸し焼きに。
大根の上には花巻が置かれ、こちらも蒸し焼きにされます。
鍋に蓋をして結構な時間煮込んでいました。

炒め煮と言うだけあって、かなり煮詰まるまで煮込んでいました。
店員さんが食べられますといえば出来上がりです。

ラム肉、大根、タケノコが柔らかく煮られていて美味いですね。
羊肉ですがクセなど全くなく、柔らかく素晴らしく美味いです。

甘みもある醤油ベースの味ですが、鶏出汁にラム肉の旨味も溶け出て旨味が素晴らしい!
クミンなどの香辛料も投入されていて日本の醤油煮とは違った味わいがあります。
味付けは絶妙ですね。

鍋貼も花巻もふっくら蒸されていて、醤油ダレにまた良く合います。
いやこの料理素晴らしくうまかった。

これでオシマイかと思いきや、水餃子が出てきました。
特にタレなど無かったのでそのまま食べましたが、十分に美味いですね。
味的にはまあ極めて普通の水餃子という感じでした。

最後にデザートが出てきました。
白キクラゲ、クコの実、干しナツメを、極めて薄いシロップに漬けてあります。
薬膳的なデザートでよくありそうな感じですが、味が薄すぎます。

前菜は薄めの味付けで大変美味しかったですが、デザートはあかん!
極めて薄い砂糖水の様で全く味がしませんでした。これは美味しくなかった。

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