一東庵@東十条で絶品の蕎麦「おまかせ三種せいろ」

2017年4月昼、東京都北区東十条の蕎麦屋「一東庵」に行ってきました。

お店は、東十条駅南口から徒歩3分ほどの立地です。
駐車場は、無さそうです。

おまかせ三種せいろ 1728円 4.0

3種類の蕎麦の食べ比べが出来る、おまかせ三種せいろを注文しました。
まずは辛汁と薬味が運ばれてきて、順番に3枚の蕎麦が出てきます。

辛汁は鰹の出汁感が強く、甘みの少なくキリッとスッキリした味わいの醤油感のものでした。
薬味は大根おろしと山葵です。

1枚目は、福井県は大野の在来種です。第一印象としては少なっ!という感じです。
3枚の食べ比べセットはいえ非常に少なく感じました。

辛汁に浸けずに食べると驚きのクオリティで、今までで最高レベルの蕎麦の風味を感じました。
もう蕎麦の香りが鼻が詰まり気味でもしっかりと感じられるほどで、蕎麦の甘みもあります。

切り方は標準的な細切りですが若干挽きぐるみチックに星も見える色が濃い目の蕎麦です。
細打ちですが、モチッとしたコシで、ねっとりとした歯ざわりがあり、これまた独特ながら素晴らしい食感です。

あまりの美味さに9割方は辛汁につけずにそのまま食べてしまいました。
久々に素晴らしい蕎麦でした。蕎麦の風味の濃さでいえば過去最高だったかもしれない。

2枚目は、埼玉県三芳町の秋蕎麦です。こちらも小盛りですね。

こちらは驚異的な風味の濃さであった1枚目と比べると、おとなしめでサッパリした印象です。
同じく一般的な細切りの蕎麦ですが、1枚目よりは色が薄めですね。

ただ口をリセットして冷静に味わってみると、こちらも普通に蕎麦屋で出てきたら、蕎麦の風味が濃くて良い蕎麦だなあと感じるレベルでした。香りもあり、甘みもあり、細打ちの割にもちっとしたコシがあり良い蕎麦です。
蕎麦屋でせいろ頼んでこれが出てきたら素晴らしい蕎麦屋だと感じるのは間違いありませんが、今回は1枚目と3枚目の陰に霞んでしまった。

3枚目は、栃木県益子町の常陸秋蕎麦です。これは1枚目2枚目よりは量があるか。
なんわかんわで3枚合わせると、多めの盛り蕎麦くらいのボリュームが有りましたね。

こちらは見た目は2枚目とそれほど変わりません。香りや味も2枚目レベルで、普通の蕎麦屋で出てきたら感心するレベルのハイクオリティな蕎麦ですが、1枚目に比べると霞みます。
ただ、食感は1枚目に近いものがあり、細打ちの割にモチッとしているというか、ねっとりした歯ざわりすら感じる独特なもので非常に良いです。

3枚とも非常にレベルが高く驚かされましたが、とにかく1枚目のクオリティには驚愕しました。
タイプが違うので如何とも言い難いのですが、過去最高タイくらいの素晴らしい蕎麦に出会ってしまいました。4月の終わりだというのに蕎麦らしい風味の蕎麦で、もはや時期とか関係なしに素晴らしい蕎麦は素晴らしいんだなという感じです。

最後に蕎麦湯が出てきますが、白濁して超ドロドロしたものでした。
底の方はゲル状なのではないかというほどで、これはやりすぎな感じがします。

これ蕎麦粉を溶いただけでこんなにドロドロになるんですかね。
葛とかも溶かしたかのようなドロドロ加減でした。

一東菴 店舗情報

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