焼鳥おがわ@曙橋・四谷三丁目で焼鳥おためしコース

2015年3月夜、曙橋・四谷三丁目のやきとり屋「焼鳥おがわ」に行ってきました。
このお店の店主は焼き鳥の名店蒼天の出身とも噂され、期待が高まります。

お店は四谷三丁目駅から徒歩5分程度の立地です。
駐車場は無いようです。

店内は焼場を囲むようにコの字型のカウンター席になっています。

焼鳥おためしコース 2000円 3.9

こちらのお店は、焼鳥1本500円程度するかなり高級な焼き鳥屋です。
串をアラカルトで頼んでもいいですが、はじめはお得なコースを頼むのがいいと思います。

コースは焼鳥フルコース5000円、焼鳥ハーフコース3500円、焼鳥おためしコース2000円です。
おためしコースは、串4本に、前菜、サラダ、スープなどがつきます。
ハーフコースは、おためしコースの内容が串5本になり、上記に加えご飯物などがつきます。
フルコースは、おためしコースの内容が串7本になり、上記に加え鳥刺しやご飯物などがつきます。

焼鳥フルコースを頼もうと思っていましたが、メニューの写真を撮ったところ店主から強い口調で注意を受け気分が萎えました。当然お店のルールには従いますが、メニューに注意を書いておくか丁寧にたしなめるなどの対応がほしいところです。
また、同行者があまり高い焼鳥はお好みではないようで不満そうなので、少し摘んで出ようということになり、一同一番安い焼鳥おためしコースにしました。

まずは前菜が運ばれてきます。3品の前菜が美しく盛りつけられていますね。
塩茹でそら豆、ほろほろ鳥の皮を湯がいてポン酢っぽい味付けで和えてあるもの、飛鳥汁です。

豆は普通な感じでした。鶏皮は柔らかくプルプルしていてサッパリした味でなかなか。
一番美味しかったのは飛鳥汁です。奈良県の郷土料理で、味噌汁に牛乳を加えたものですね。
こちらは鳥料理のお店なので、鳥出汁を感じる味わいになっていました。
これはかなり美味しかったです。

サラダは普通な感じです。

そして串物が出てきます。おためしコースは、肉串3本、野菜串1本です。
まずは、ササミが出てきました。塩の味付けにわさびを添えた串です。
中心部はレア仕上げになっていて実に素晴らしい焼き加減です。
柔らかく噛むとふわっと無くなる感じです。これは安い焼き鳥屋では味わえない串ですね。

続いて、金針菜です。
中華料理などで使われる野菜で、インゲンとアスパラを合わせたような食感です。
これもほのかな塩味で焼かれているのですが、素晴らしい焼き加減で実に美味です。
細いので下手をすれば焦げてしまいそうですが、全く焦げずに綺麗に香ばしく焼けています。
普段焼き鳥屋では野菜串などに全く興味はありませんが、これはわざわざ頼んでもいいかなと思いました。

そして次の串はキモです。これはタレで味付けされていますが、すばらしい美味しさでした。
なんというか柔らかくトロッととろけるような感じです。
白子焼きのようなプルプルで滑らかな舌触りです。
普段焼き鳥屋ではモモ以外興味なく、内臓など頼みたくもありませんが、
これは頼む価値があると思いました。

そして最後の串がつくねです。こちらは結構ボリュームが有り、串2本に刺さっています。
ミンチ肉ですが、変にツナギを使っていないのか、お肉の旨味を感じられます。
表面は香ばしく、中は柔らかく仕上げられていて、美味いですねえ。
ただ、先の2本の肉串の素晴らしさに比べると、普通寄りかな。

そして、コースを締めるスープと漬物が出てきます。
スープは鳥出汁の塩味スープですが、鳥出汁を大事にした優しい味というよりは、
割りと塩気のある大味寄りのテイストです。
可もなく不可もなくかな。前菜で出てきた飛鳥汁のほうがかるかに美味しかったです。

以上お試しコースでしたが、これで2000円なら結構満足度が高かったです。
串4本プラスアルファで2000円は高いように感じますが、質の高さを考えれば十分納得です。
これならフルコースを頼みたかったなあ。

せせり 500円 3.4

串4本と少々物足りないので、少しアラカルトでも頼みました。
串は1本280円からとなっていましたが、肉の串は基本的に500円位のようです。
詳しくはいくらか書いてありませんでした。ちなみにメニューの写真撮影もダメだそうです。
おそらく500円だと思いますが、後述のチャージ料がなかったと仮定すると、1本2000円ということになります。

せせりは首の部分の肉で、歯ごたえがあるお肉です。
1串が結構ボリュームが有りました。
焼き加減も香ばしいものの、必要以上に焼き過ぎておらず肉の弾力が良いです。
シンプルな塩での味付けが歯ごたえのあるお肉に合います。
とても美味しいですが、コースのお肉ほどの感動はなかったかな。
せせりは比較的クオリティが高いものがもう少しお安いお店でも食べられますからね。

天城軍鶏のネギマ 500円 3.4

次に天城軍鶏のねぎまです。
おそらく500円だと思いますが、後述のチャージ料がなかったと仮定すると、1本2000円ということになります。

皮はパリッと香ばしく、身はジューシーながら歯ごたえがあり、素晴らしい焼きです。
塩味で軍鶏の美味しさをダイレクトに感じられる串ですね。
文句なく美味しいですが、これも、ササミや肝のような飛び抜けた感じはしませんでした。

鶏そぼろご飯 500円 3.8

最後にご飯物で締めです。
お茶碗1配分くらいの軽めのご飯に、同じくらいのたっぷりのそぼろがかかっています。
そぼろは一般的な醤油味醂砂糖酒ベースの甘辛味ですが、鶏挽肉でこの旨さはさすがです。
豚そばろに比べてチープな味になるとおもいきや、素晴らしく美味しいです。
食感のアクセントに軟骨も入っていて、非常に美味しいそぼろでした。
しかもそぼろが多くて豪華!ご飯と同じくらいの量があったんじゃないでしょうか。

さて、少ししか食べていませんが、同行者が不満そうでしたので、この辺りでお店を出ます。
会計で支払って店を出ましたが、何か少し予想より高い気がします。
値段の分からないアラカルトの串物を1本500円とすると、明らかに一人あたり1000円分高い。

これは、チャージ料か何かかも知れません。
ただ、食べログなどで他のレビューを見ると、明らかにチャージ料やサービス料などはかかっていない。消費税も込みです。

考えられるのは、あまりにも注文金額が少なかったので、チャージ料を加算されたケースです。
同行者がおためしコースしか頼まなかったので、席を確保していながら、一人平均3000円程度しか食べていません。
平均客単価7000円、8000円程度のお店ですから、注文が少なすぎてチャージ料を加算されたのかもしれません。
となると、ちょいと摘んでぱっと出るという使い方には向かないお店ですね。

フルコースにアラカルトやドリンクを頼んで、わりとガッツリ飲んで食べる使い方の方がいいでしょう。
私の勘違いで、チャージ料などなく、最後のアラカルトの串2本がそれぞれ1本2000円だった可能性もありますが・・・

内容には満足で値段も十分妥当だと思っていましたが、最後に明細不明な加算金があり、
私が連れてきてしまった以上、詳細が分からない分は全員分私が負担したので、
食べた量に比べて大幅に料金がかかってしまい、総合満足度は低くなりました。

タグ:

この記事が役に立ったら「いいね」をポチッとな!

東京都新宿区の人気記事

コメントを残す