蕎麦 阿き津@北本市で「天せいろ」
2018年3月昼、埼玉県北本市の「蕎麦 阿き津」に行ってきました。
お店は、北本駅からは遠く離れた立地のため車でのアクセスになります。
駐車場は、お店の前と、その西に隣接した敷地にあります。
店内からは立派なお庭が見え、眺望抜群でした。なかなか雰囲気が良いですね。
天せいろ 2050円 3.5
当店一番人気と書かれていた天せいろを注文しました。
まずは天麩羅と塩が出てきます。
大正海老2本、こごみ、ふきのとう、しいたけ、プチトマト、さやえんどう2つ、若筍という内容。地元で取れた感じの山菜などがあるのは良いですね。
ふきのとうは近くで取れたとか言ってたかな。
衣はそこそこ薄くカラッと仕上がっていて良いです。
海老はなかなか立派ですが、まあ味的には普通かな。
若筍が柔らかでジューシーで良い感じでしたね。
ふきのとうも苦味などもなく香りも良い感じでした。コゴミもプチトマトも美味い!
さやえんどうも肉厚なのに柔らかで、ふっくら仕上がっていて美味いです。
しいたけも肉厚で、干し椎茸みたいな独特な香りが全くなく美味かった。
全体的に野菜山菜類が大変良い感じでしたね。
そして天麩羅を食べ始めて間もなく蕎麦も登場。いつもどのお店でも思うけど、どちらも劣化が早いものなので、天麩羅と蕎麦を一気に出されると困るなあ。
蕎麦は一人前の盛り蕎麦としては十分な量ですね。
辛汁は甘みの少ない醤油がキリッとしたもので、鰹もしっかり香ります。
薬味はネギ、おろし、山葵と十分です。ネギが苦味があって独特でしたが薬味としてはあり。
肝心の蕎麦は、中細くらいの太さで標準的な蕎麦の中ではやや太めくらいの太さかな。
結構固めに仕上がっているんだけど、やや太さもあるからコリッとした感じではなく、もちっとした感じでありながら固めのコシがある感じ。良い感じの歯応えですね。
比較的細かめに挽かれている感じではありますが、表面はザラッとした蕎麦らしい舌触りがあります。
舌触り食感的にはかなり好みな感じの良い蕎麦ですが、際立った瑞々しさはなく乾きも早めですね。ポソポソした感じは全然なく良いのですが、乾きがさすがに早い。
天ぷらを食べているうちに乾いてきてしまったので、どちらから食べようか焦りました。
また香りについては、鼻から息を吐くなど意識して香りを楽しもうとすれば、しっかりした蕎麦の風味を感じますが、単に啜っただけで強く蕎麦の風味がガツンと来る感じではないです。
濃い蕎麦の風味というよりも、固めのモチッとした歯応えなど、蕎麦らしい食感を楽しむ感じの蕎麦でした。
最後に蕎麦湯が出てきます。サラサラではありますが、蕎麦の粒子が浮遊してほのかに白濁しているようなタイプです。
そば粉をガンガン加えてトロッと白濁しているタイプではありませんが、自然な感じでなかなか蕎麦の風味を楽しめました。