きのこの里 鈴加園@秩父市でジビエの石焼き 熊が美味すぎ

2021年11月昼、埼玉県秩父市の「きのこの里 鈴加園」に行ってきました。

お店は、武州日野駅から徒歩18分ほどの立地です。
駐車場は、お店の手前の坂下にあります。

猟師コース 4950円 3.8

きのこの里ということですが、きのこもそうですがジビエの石焼きがメインのお店ですね。
安いコースだと鳥豚が中心になりますが、高いコースだとジビエが増えていきます。

せっかくなので1番高いコースにしました。こちらは、猪鹿熊の三大ジビエが入り、川魚の塩焼きも付きます。

まずは前菜がやって来ました。なかなか豪華な盛り合わせではないですか。田舎の郷土料理っぽいものばかりで素晴らしいですね。左から煮物、煮栗、ぬべ、えびし、漬物です。

煮物は、大根こんにゃくキノコ類が、優しい醤油味で煮てあります。良い味に仕上がっていて、味もよく沁みています。

栗はものすごくデカいサイズのもので、甘く煮られていてしっとり柔らかで美味いです。

その隣のタネがある実はヌベというらしいです。種周りのヌメヌメしたところを食べるそう。あまり味はない感じで変わった実でした。

その下のテリーヌみたいなのは郷土料理でエビシというらしい。ゴマやクルミなどを固めて作っているみたいで、少し硬くドライな感じの食べ物です。保存食みたいな感じです。面白いものが盛り込まれた前菜で良いですね。

右の漬物みたいなのは、茗荷や赤かぶの酢漬け、ラディッシュ、ザクロ、紅生姜と洒落た内容です。

続いて椎茸の串焼きが出てきました。程よく焼かれていて、柔らかです。
肉厚で食べ応えありますが、際立ってジューシーという感じでもないかな。

干し椎茸みたいなクセのある香りもなく、程よいキノコの香りがあり、極めて薄めに振られた塩味でいただくのが素晴らしいです。

いよいよ、肉と野菜とタレが出てきました。これで2人前です。

ジビエなのでちょろっとかなと思いましたが、思ったよりもボリュームしっかりです。

タレは、味噌ダレと醤油ダレが用意されています。

野菜類やキノコも焼肉の定番のものが揃っています。しかもたっぷり!

そういやキノコの里というわりには、あまりキノコ類の存在感がありませんね。

シイタケ串やこちらの野菜類にもキノコがそこそこ盛り込まれていますが、割と普通な印象かな。ものすごく特別感があるキノコという感じでもないです。

ジビエ肉です。結構たっぷりですね。これで二人前です。

1番左が熊肉、真ん中が猪肉、右の列が鹿肉です。
これで二人前ですが、しっかりボリュームがありますよ。

ガスコンロの上にでかい石が乗っていて、これを熱して石の上で石焼きにします。

そのままだと張り付くので、しっかり油を塗ってから焼きます。

いきなり赤身の鹿からだと貼り付きそうだから、脂が豊富な熊から焼いたほうが良いかもね。

ということで熊から焼きましたが、熊は本当に脂が豊富でしたね。冬眠前だからですかね。

熊肉って今まで一度も食べたことないのですが、どうもジビエの中でも格段に臭いイメージがあり、避けていたのです。しかし、完全にイメージが覆されましたね。

今回の三大ジビエの中でも圧倒的にクマが美味でした。

不安だった臭みなど皆無で、脂に旨味が凄くあります。牛のような濃い旨味がありますが、牛とはまた違った風味なのです。肉の風味が良い意味で濃厚です。

脂身がしっかりあって薄切りになっているからか、堅くもなく大変に美味かった。

こちらは猪ですね。脂身の豊富な部分と赤身主体の部分がありましたが、熊食べた後だからか際立った脂の旨味は感じませんでした。臭みなどは皆無です。

浅い焼き方ならそれなりに柔らかですが、ジビエなのでよく焼いて食べるので、あまり柔らかには仕上がらない印象ですね。

猪はわりと色々なところで食べたことがありますが、今回は余り特別感はありませんでした。

少し浅めに焼けば良いのかもしれませんが、どうしてもジビエだとしっかり焼いてしまいます。

鹿は脂身が少なくて上質な赤身ですね。鹿刺しなんかもよくあり、ジビエの中でもクセがなく食べやすい印象があります。本当に脂身が少なく上質な赤身肉という感じですね。

あまり火を入れなくて浅い焼き方でいただくと、やわらかで上質な赤身肉であるのですが、やはりなんとなく怖くてしっかり焼いてしまう。しっかり焼くと赤身肉なこともあり硬めになってしまいますね。

一枚だけ浅めに焼いて食べてみたら、柔らかで上質な赤身肉感が楽しめましたが、やはり血の味が濃いというか、普段食べ慣れた肉よりもワイルドな味わいがします。当然臭みなど皆無ですけどね。

全体的に、とにかく臭みやクセがないのが印象的でした。ジビエってこんなに食べやすいのかと驚くほどです。これなら苦手な人でも問題なくいただけますね。

キノコご飯とキノコ汁がやってきました。

キノコご飯は椎茸やしめじなどが入ったまさにキノコご飯といった風貌のものです。
ご飯に薄く色がついていますが、相当薄味であまり味はしませんね。

相当に優しい味わいです。その分きのこの味をしっかり感じられますが、それにしてももう少し味が欲しいのが正直なところです。

きのこも特別香りが強いようなこともないです。きのこの里ですが、石焼きのキノコといいご飯と汁といい、あまりキノコからは特別感は感じないですね。

キノコ汁もキノコたっぷりですが、やはり割と普通なキノコだなという印象でした。

川魚の塩焼きがやってきました。鮎とイワナが選べるので鮎にしました。

岩魚のが臭みがなくてプレーンな味の印象ですが、少し香りがある鮎にしました。

皮は香ばしく身はふっくら焼かれていて、優しい塩加減でうまいですね。

こちらは同行者の頼んだイワナです。

多分こちらのがクセがなくプレーンで食べやすいはず。

こちらはいつも出るわけではないらしいのですが、ちょうどクマが捕れたタイミングなので出るとのこと。

熊のスペアリブです。肋の周りについた肉なので少しですが、熊の脂の旨味がしっかり詰まった肉で美味いです。いやはや、熊のうまさに驚きました。

こちらもいつも出るわけではないとのことですが、熊のハツとレバーです。
こちらも臭みなくクセなく、しっかり美味しくいただけたので驚きました。

ハツは牛のと同じような、少し弾力がある赤身の肉質ですが、スッと噛み切れます。

レバーも牛のと食感や風味が似ている傾向ですね。
確かにハツとレバーだなと分かる食感と味わいで面白かったですね。

最後にデザートのシャーベットがやってきました。

自家製の梅シャーベットだそうで、甘酸っぱい爽やかな味わいで美味い。

自家製の杏ジャムがかかり、いちじくが添えられています。

きのこの里 鈴加園 店舗情報

食べログ → きのこの里 鈴加園

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