和風レストラン 寿々万@川島町で「すったて」&「呉汁」

2016年12月夕方、埼玉県川島町の「和風レストラン 寿々万」に行ってきました。

お店は、鉄道駅から遠く離れた立地のため車でのアクセスになります。
駐車場は、お店の前にあります。

花お膳 1300円 3.5

呉汁を食べに来たのですが、今はないという。11月から始まるはずですがまだなのかな?或いはランチタイムのみなのだろうか??

お目当ての呉汁がなくて絶望しましたが、うどん、和食系の御膳、鰻まで色々あります。
活き鰻を使っていると書かれた鰻重なんかも気になりましたが、注文があってから蒸して焼くので時間がかかると書いてあり断念。
うどん、天麩羅、ネギトロ丼が入って、色々試せてリーズナブルな花ご膳にしました。

まずはうどんから。御膳の一品ですので薄く盛られてミニうどんという感じの盛りですが、ザルうどんばかり食べても飽きるので個人的にはこのくらいが丁度良かったりする。

すったてや呉汁があるくらいだから、うどんもそれなりに美味いはず。
と思ったら、予想が良い意味で裏切られました。全然普通に美味いよこれ!

少し細めで平打ち気味のうどんで、武蔵野うどんのような固くゴワゴワした噛みコシではなく、もっちり上品で柔らかなんだけど最後の最後でコシがある上品な伸びコシという感じです。
なんか稲庭うどんを思い出す系統のうどんですね。意外なほど美味くてビックリ!

天麩羅は、海老、ナス、椎茸、舞茸、ピーマンと御膳の一品としては十分な構成。
こちらも予想以上のクオリティで、衣の厚さは標準的ながら、シャクッと上品に丁度良い塩梅に揚がっていて、油でベチャベチャすることもなく良い仕上がりです。

田舎の個人経営の和風ファミレスで、呉汁がない以上微妙なものを食べる羽目になるのかなと思っていたので、意外なほどしっかりしたクオリティでいい意味で驚き。
田舎で法事なんかの時に使う、しっかりした和食屋さんという感じです。

ネギトロ丼は、大きい茶碗という感じの小さい丼ですが深いので意外とボリュームがあります。
ご飯が酢飯ではなく温かいご飯なので、うどん天ぷらを食べている間にネギトロが温まってしまった。ネギトロ丼は冷めた酢飯のほうが嬉しいかな。

ネギトロ丼は変な食堂だと、油や旨味調味料を混ぜた変に味のあるドーピングネギトロで、解凍したパックの形のまま乗っていたりして萎えますが、こちらはしっかりした感じです。
変にわざとらしい味もせず、油っぽくないスキ身で、たぶんしっかりしたものだと思います。温まっていて分かり難いところはありましたが。

以上3品と漬物や薬味などが付いた御膳でしたが、どれも一定以上のクオリティで値段も高くなく、意外にしっかりした店でした。
これなら鰻も期待できるかも。しかし、呉汁はいつ行けば食べられるのだろうか。


すったて 972円 3.5

2017年9月昼、埼玉県川島町の「和風レストラン 寿々万」に再び行ってきました。
前回、呉汁の時期に行ったものの呉汁がなく、川島町のお店では昼のみ呉汁・すったてを出す店も多いので、今回はすったての時期にランチタイムに来てみました。
その結果見事”すったて”ありました。もちろんこれを注文!

寿々万の”すたって”は、自分でゴマをすって汁を作るタイプではなく、初めから汁が作られて出てくるタイプでした。予め出来た味噌ダレの汁、うどんの脇にサラダが添えられたものが出てきます。さらにおなじみの薬味も、ミョウガ、ネギ、大葉と揃っています。

汁にはキュウリのみ入っていて、ミョウガ、ネギ、大葉の薬味三兄弟は好みで投入します。
タマネギは入っていないタイプなのかな?

胡麻は香ばしい風味が強いものの、すり潰されていないような感じで、汁自体からはゴマの濃厚な風味は感じません。味噌感は感じるものの優しめで、どちらかというと和の出汁が目立つ味わいです。塩分濃度は結構濃くでしょっぱめですね。
濃厚系ではなくサッパリした味わいですが、塩分は濃くしっかり味がします。

うどんは前回の御膳にも入っていた、もっちり上品で柔らかですが最後の最後で伸びコシがある上品なものです。すったてには細めですが、汁もサッパリめなのでよく合っています。

脇にはレタスや紫タマネギやパプリカなどの野菜と海藻、トマトやメロンまで添えられてサラダ仕立てになっています。これまた”すったて”の汁によく合いますよ。


ランチ カキフライ定食 840円 3.4

2017年12月昼、埼玉県川島町の「和風レストラン 寿々万」に再び行ってきました。
今回こそは呉汁を食べようとランチタイムに来ましたが、呉汁はあったものの他のランチメニューも気になってしまった。この値段でカキフライなんてなかなか良いランチじゃないの。
ということで気がついたら呉汁ではなくカキフライランチを注文してました。

小ぶりから中粒くらいのカキフライ6粒に、ご飯、味噌汁、漬物という定食内容です。
ボリューミーなランチではありませんが、ランチだしこんなもんでしょう。

メインのカキフライはやや小粒ながら6個並んでいて十分に満足できます。
衣は際立って厚いわけではありませんが、やはり牡蠣は大きいとはいえませんね。
それでもしっかり牡蠣の旨味を感じることが出来る標準的なカキフライでした。
お手頃にカキフライを味わえたので、ランチとしては十分でしょう。

ランチメニューは食後にコーヒーが付きました。これは嬉しいところです。
酸味が少ない、苦味も抑えられたスッキリ飲みやすい1杯でなかなか。


呉汁 1000円 3.6

2018年1月昼、埼玉県川島町の「和風レストラン 寿々万」に再び行ってきました。
本当に今回こそは呉汁を食べようとランチタイムにやってきました。

1000円と川島町の呉汁としては中間価格的な印象です。
量も一人用鉄鍋にたっぷりで満足度高いですね。全部食べたらお腹いっぱいです。

見ただけでわかる濃厚な、味噌仕立ての汁にすりつぶした大豆がたっぷり入っています。
一瞬卵とじかと思うほどにドロっと濃厚でした。

呉汁もお店によってはただ細かく刻んだ大豆が入っているだけだったりする場合もありますが、こちらは正に擦り潰した感じで適度に大豆の食感が残り適度に汁に溶け込んだ感じで素晴らしい。正に呉汁に期待する半溶けの状態です。

ベースとなる汁も、しっかり濃く鰹だしが出たベースを良い塩梅の合わせ味噌仕立てにして、割りと甘味もしっかり入った感じの味わいで美味いです。好みにもよりますが、個人的には味でいえば川島町でもトップクラスだと感じました。

麺は、花お膳に入っていたうどんや、夏のすったて同様に、寿々万の特徴的な麺です。
細めでソフトな噛みごたえながら、しっかりとコシのある、固い武蔵野うどんとは対極的なモチュっとしたうどんで、呉汁にもしっかり合います。

具も、人参、大根、ゴボウ、白菜、ネギ、いもがら、椎茸、シメジなどたっぷりで良い!
麺も美味いけど、やはり味噌味でいただく種類豊富な野菜類が魅力的です。

寿々万 店舗情報

食べログ → 寿々万

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