萬吉禎@北本市で蕎麦「天せいろ」

2017年6月午後、埼玉県北本市の蕎麦屋「萬吉禎」に行ってきました。

お店は、北本駅からは遠く離れた立地のため車でのアクセスになります。
駐車場は、お店の前にあります。

天セイロ 1300円 3.5

おすすめと書かれていた天せいろにしました。
セイロ750円なので550円プラスで海老天が入った天ぷらが付くのはお値打ちでしょう。

蕎麦は大盛もありましたが普通盛りにしました。しかし、普通盛りでもこのボリュームである。
こんもり盛られていて、一般的な盛り蕎麦でいえば明らかに大盛り位の量でした。

辛汁は、鰹出汁も醤油感もしっかり感じるものですが、どちらも控えめで優しいお味です。
薄味で後味もスッキリクリアなので蕎麦の風味のジャマをしません。

薬味はシンプルに山葵オンリーです。

さて盛りの良いお蕎麦ですが肝心のお味も素晴らしいです。
太さは一般的なやや太の細打ちのお蕎麦で、手打ちらしい少し歪な切り方です。

程よい濃さの灰色に、少し粗挽き気味の星っぽいものも散見されてビジュアルはなかなか。
一口啜って、しっかりした蕎麦の香りを感じます。やっぱり蕎麦は香りがしっかりしていてこそですね。割りとモッチリ寄りの程よいコシと、蕎麦らしい粗びき目のザラッとした表面の舌触りもあり、香りと合わさり非常にしっかりした蕎麦です。

出てきた直後は水分含有量も豊富で瑞々しい感じでいいなあと思いましたが、途中天ぷらを食べていると蕎麦のほうが少し乾いてきてしまいました。意外と水分少なめで劣化が早いのかな。

蕎麦と同時に天麩羅も出てきました。天付きせいろってどちらから食べるか非常に困るんです。天ぷらは天ぷらで冷めてどんどん劣化してしまうし、蕎麦は蕎麦で出てきた直後からどんどん劣化してしまうわけで困ります。

しかし、550円プラスで付くとは思えないほど豪華な天ぷらですね。大きなエビ、キス、かぼちゃ、人参、ナス、春菊という構成で凄いボリュームです。
衣がまた厚めなので余計にボリューミーで重いです。薄く上品なシャクッとした衣とは正反対の、少しふわっとするくらいの厚い衣で油が少し重いかな。個人的には薄く上品な天ぷらが好きなのであまり好みではないかも。とはいえこの値段でこの豪華さはすごいですよ!

しかし、天つゆがいくらなんでも薄すぎる。大根おろしを投入して頂きましたが、あまりの薄さに天つゆを直接飲まないと味がしないほどでした。結局多くは塩でいただきました。
ふんわり衣なんで天つゆの方が合いそうなんですが仕方ない。

最後に蕎麦湯が出てきます。ガッツリ蕎麦粉を溶いた感じの白濁ドロドロのタイプで、非常に飲みごたえがあります。蕎麦の風味もしっかり強く、ゆっくり味わいたい蕎麦湯でした。

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