と多゛食堂@飯能市で煮干そば白と限定和え玉

2021年8月昼、埼玉県飯能市のラーメン屋「と多゛食堂」に行ってきました。

お店は、東飯能駅から徒歩22分ほどの立地です。
駐車場は、お店の前と横にあります。

煮干そば白 850円 3.9

限定もかなり充実していて迷うところですが、まずはレギュラーメニューからでしょう。
中華そば、煮干しそばの白黒あたりが一番無難かな。煮干しそばの白にしました。

黒のが明らかに美味い店もありますが、大抵は薄口の白醤油の方が、出汁の良さをダイレクトに感じられますからね。

スープを飲んで、一口目でその素晴らしさに度肝を抜かれました。なるほどこれは名店の煮干しそばです。煮干しのえぐさが皆無で、淡くしかし濃厚な、上質な煮干しの旨味だけが出ています。

かと言ってよしかわの白みたいに究極レベルまで上品な煮干しでもなく、どことなく強い煮干し感も感じさせます。

上の方を掬って飲んだときは超上品で、上質な節も入っているのかなという印象でしたが、底の方に行くと少し変化し、最後スープのみ飲む頃にはほんのりエグミも入った力強い煮干しスープ寄りの味わいになっていました。

いや単純に凄い美味いわ!
これは人気店なのも納得です。

麺は中細ストレートで、煮干しラーメンにベストマッチな低加水パツパツ麺です。
硬めに仕上がったパツパツ麺が、あっさり煮干しスープによく合います。

全粒粉チックな茶色の星も飛んでいて、所々ギュッギュッというブラン感ある噛みごたえを感じます。

具は、レアチャーシュー2枚、黒っぽいメンマ、刻み玉ねぎ、三つ葉、海苔と充実していて彩も綺麗です。

レアチャーは、レアすぎない良い食感で、とてもしっとり柔らかです。
メンマは黒っぽいけど、特別味が濃かったり特別な感じでもないですね。食感も割と普通かな。

玉ねぎはたくさん入っていますが、甘くてクセもなくスープの邪魔をしません。
ミツバは爽やかなアクセント。

海苔は相変わらず個人的に全く必要性を感じない。
強烈な旨味でスープを汚すので早々に食べてしまった。

奥の方に一本だけ太い麺が入っていました。うどん屋とかでたまに入っていることありますよねこういうの。切り損じなどではなく、もちろん意図的に入れているものです。

単に厚くて太いだけではなく、食感もまるで違いました。
低加水のパツパツ感はなく、それこそ本当に平打ちのうどんみたいでした。

限定 生バジルと生ピスタチオのジェノベーゼ和え玉 300円 3.7

こちらのお店は和え玉を推していて、ラーメンのみを頼んだ客には、和え玉よろしかったですかと店員さんが声をかけていました。実際9割の客が和え玉を頼んでいます。

ノーマルの和え玉は200円と普通ですが、これでは面白くない。
やはり、値段は倍しますが牡蠣和え玉でしょう。

私も牡蠣にする気満々でしたが、限定のホワイトボードを見ると、生バジルと生ピスタチオのジェノベーゼ玉なるものがあるではないですか。

なんという惹かれるネーミング。レギュラーの牡蠣玉は、また食べる機会があるかもしれないので、一期一会の限定にしました。

で、出てきたのがこれですが、迫力あるなあ。もはや味付き替え玉である和え玉の域を超えていますよ。これだけで独立した一杯です。 そう考えると安いなあ。

実際ほとんどそのまま食べて、煮干しスープをレンゲで一二杯かけても美味いですよという話でした。

バジルとピスタチオのペーストと魚粉を麺に混ぜてこんな感じです。
半分くらい食べてしまったので本当はもっとボリューミーです。

濃厚でコッテリなので、後半はきつかった。麺は120グラムくらいらしいですが、味に力があるラーメン二杯食べてるのに等しいので、かなり腹いっぱいでした。

細かく刻んだバジルペーストと、同じくすり潰したピスタチオのペーストに、粗く刻んだピスタチオが入って、オリーブオイルあたりで練ってあるのかな?

予想通り特濃のジェノベーゼの味でした。いやあ濃いね。超コッテリです。

味わいは完全にイタリアンです。麺は確かにラーメンの麺で、煮干し蕎麦と同じパツパツ麺ですが、味は完全にジェノベーゼパスタです。細いパスタで作ったジェノベーゼそのものですよ。しかも上質なね。

ややアンチョビみたいな味がする気もしましたが、混ぜる前に底に油が張られていたので、煮干し脂みたいなのだったのかもしれません。

兎に角、濃厚でクドいけど、これも凄く美味かった。
でもクドいわあ。すでにラーメン一杯食べてるからね。

と多゛食堂 店舗情報

食べログ → と多゛食堂

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