「寿製麺よしかわ 坂戸店」で牡蠣そば&煮干つけそば

2018年2月午後、北坂戸のラーメン屋「寿製麺よしかわ 坂戸店」に行ってきました。

上尾の名店よしかわが、川越の寿製麺よしかわに続いて3号店を坂戸に出したというので行ってきました。ここの物件、東京に移転した麺屋 我龍が以前あった場所ですね。

お店は、北坂戸駅から徒歩16分ほどの立地です。
駐車場は、お店の前と横にあります。

入口入って左手の券売機で食券を購入してから席に着きました。

牡蠣そば 850円 3.7

やはりまずは基本の煮干しそば系かなと思いましたが、牡蠣そばという文字が目に入ってしまい、気がつけば牡蠣そばの食券を購入していました。
何気に上尾でも川越でも基本の澄んだ煮干しそばまだ食べてないのよね。

ということで程なくして出てきた牡蠣そばですが、潮汁という感じの澄んだスープに、牡蠣のミルクというか独特の乳白色の仄かな濁りが加わり、独特な色合いをしています。
スープを一口飲むと濃い牡蠣の風味がフワッと口の中に広がりますね。
シャバシャバの端麗スープですが、一発で分かる牡蠣の旨味が濃くて力があります。

牡蠣の風味と共に目立つのが優しい甘みで、なんだろう単純に糖類を加えたというより、優しい甘さのある醤油を加えたような何とも芳醇な甘味です。
抜群な牡蠣の旨味と柔らかな甘味で、それはもう素晴らしい美味さでした。

麺は星も見えるストレートの細麺で、煮干し系の店にしては目立って低加水という感じではなく、やや低加水寄りの麺を少し固めに仕上げた感じです。
スープにはよく合っていると思いましたが、この系統の麺って伸びてくると素麺みたいにチープ感が出てくるから個人的にはそんなに好きじゃない。

具は、鶏と豚のレアチャー、メンマ、三つ葉、海苔、そして大粒の牡蠣が豪華に4つです。
鶏チャーはしっとりで、豚チャーはしっかりレア仕上げのものが薄切りになって美味いです。

主役の牡蠣ですが、これはおそらくスープの出汁を取ったものの抜け殻かな。
煮込まれで細胞がボロボロになった感じでカソカソしていて、びっくりするほど味と旨味がないです。
値段考えると具だけに新しい大粒牡蠣4粒を乗せるのは難しいのでしょうけど、ちょっとこれは美味くないなあ。でもビジュアル的には乗っていた方がいいし難しいところです。


煮干つけそば 750円 3.5

2019年1月夜の訪問。今回は、つけ麺にしてみました。
つけ麺は、煮干つけそばorプレミアム煮干つけそばがあります。普通の方は黒醤油煮干そば同様の澄んだアッサリ系、プレミアムの方はコッテリ系のようですね。
迷いましたがひとまず澄んだノーマルの方にしてみました。

麺はたっぷり300g弱という感じで、具は麺の上に盛られているタイプですね。
つけ汁の方は澄んだスープにネギが浮いているだけの、つけ麺のつけ汁としてはかなりシンプルでさっぱりした印象です。

大凡つけ麺のつけ汁とは思えないような澄んだスープで、黒醤油煮干そばのスープのような醤油ダレの煮干しスープです。あまりつけ麺感のないラーメンのスープを少しだけ濃くしたような印象です。
麺が冷水で締められてツルッとしてコシが出ている違いこそあれど、本当に煮干そばのスープと麺を分けただけのような感じです。

麺を食べた時は白醤油と同じようなニボは優しめな印象でしたが、あとでつけ汁だけ飲んでみるとエグミ含めかなりニボ感が強いんですね。やはり黒醤油煮干そばに近い感じです。

麺はやや平打ちぎみの縮れた太麺で、冷水で締められてコシがある中にもピロっとした感じがあります。
一般的なつけ麺のガツッとコシのある太麺ですと、澄んだシャバシャバスープには強すぎるため、この麺がベストマッチです。

具はレアチャー2枚とメンマ、三つ葉です。
レアチャーの具合もよく、メンマも太メンマでゴリッとしていて美味いです。

全体的に非常に美味かったですが、どうもつけ麺感があまり無く、これなら黒醤油煮干そばの方が良いかなという印象でした。


プレミアム煮干つけそば 890円 3.8

2019年2月夜の訪問。今回は、プレミアムの方の煮干しつけ麺にしてみました。
前回の普通の方のつけ麺は、黒煮干しそばを思い起こさせるような、つけ麺というよりラーメン向けのサッパリつけ汁でした。そういや坂戸店は白煮干しそばしか無いんですね。

美味いんですが冷たい太麺にはやや物足りなさを感じたのも事実。
今回のプレミアムの方は、濃厚なタイプの煮干しつけ汁ですので、こちらのほうが一般的にイメージされる煮干しつけ麺ですね。

まさに煮干しつけ麺と呼ぶにふさわしい濃厚なつけ汁で、粘度がそれほど高いわけではないんですがヌタっとした濃厚な舌触りでトロトロのつけ汁です。濃厚な舌触りですが強烈に乳化した動物スープのような舌にまとわりつくような不快感がないのが良いです。

味ももうニボ感を存分に味わえるもので、煮干しの旨味が半端ない!
エグみも極々僅かに感じますが、全く不快感のない安全圏のエグさで、旨味のほうが強く来ます。
ニボ感はかなり強いのですが、クセがなく非常に食べやすい味わいで、なおかつ超濃厚な煮干しの旨味が感じられる、お手本のような煮干しつけ汁です。

麺は前回の普通のつけ麺と同じものかな。やや平打ちぎみの縮れた太麺で、冷水で締められてコシがある中にもピロっとした感じがあります。
前回のシャバシャバ上品なスープですと麺の力を受け止めきれていませんでしたが、今回のプレミアムのつけ汁ならこの麺の良さが最大限引き出せていましたね。美味いです!

具はレアチャー2枚、しっとり鶏チャー、メンマ、海苔、三つ葉です。
レアチャーは明らかに前回よりも大きいものでした。しかも熱いつけ汁に少し浸けてやると脂身が溶けて超柔らか!前回よりも格段にレアチャーが美味かった。

ちなみにつけ汁の方にはネギと刻みタマネギが入っていましたが、玉ねぎのほうが相当甘くて美味かったです。久々にこんなに甘い玉ねぎ食べた。


限定 カマス煮干そば 800円 3.6

2019年6月夜の訪問。今回は、限定メニューのカマス煮干そばにしました。

よしかわの代名詞である白醤油煮干そばのような澄んだ色のスープですね。
一口飲むとフワッと香ばしい煮干の香りを感じますが、思ったよりかなり上品な印象です。

カマスというと焼き魚は鯵みたいな蛋白だけど味に力がある印象ですが、煮干しだとこういう感じになるんですね。片口系のエグミのあるニボ感と、鯛系のエグみのない品のある旨味の中間のような味わいですね。

ガッツリよりも上品な印象受けたのは塩分濃度が控えめなこともあったのかもしれませんが、最後残ったスープを飲む時は割と普通に塩気があったので謎です。
まあしかし、普通の煮干そばとはまた違った旨味があるもので、大変良かったです。

麺は細いストレート麺で、煮干しに合う低加水パツパツでした。
具は、レアチャー2枚、味玉、メンマ、海苔、三つ葉、ネギと豪華です。


芳醇真鯛そば 780円 3.9

2019年6月夜の訪問。今回は、芳醇真鯛そばにしました。

比較的澄んだスープのあっさりラーメンではあるのですが、とにかく真鯛の風味が凄い!
一口スープを飲んだ瞬間、あ、これは確かに”芳醇”と名乗るだけありますわと納得です。
正に鯛といった感じの味わいで、本当に濃厚に真鯛の風味がガツンと来ます。

潮汁のような上品に炊いたスープとは異なり圧倒的に濃厚な濃厚な風味ですが、かといって香ばしく焼いて頭まで丸ごと煮潰したようなガッツリ系の鯛出汁よりも上品な、上品かつ濃厚な素晴らしいスープです。

麺は、星も見える多加水ツルツルのストレート細麺です。
硬めに仕上がっていて、濃厚な真鯛のスープにもよく合います。

具は、いつもの豚レアーチャー2枚と鶏チャー、メンマ、三つ葉、そして焼いた鯛の身が乗っています。

九条ねぎめし 150円 3.5

サイドメニューの九条ねぎめしも頼みました。

ご飯の上に刻んだ九条ネギが乗って、塩ごま油がかかっただけのシンプルな一品ですが、ほんのりな塩気がなんとも良い塩梅です。

結構ネギがしっかり乗っているので、ラーメンとライスを頼む人は九条ネギ飯のが良いかもね。


限定 真鯛つけそば 極 1000円 3.9

2019年8月夕方の訪問。今回は、限定の真鯛つけそば 極にしました。
よしかわは、いつも色々な限定が出てきて楽しいのですが、今回のは本当に豪華!
1000円ですが、それを安いと思わせるほどの豪華さなのです。

メインの麺の盛り付けがまず凄いですし、つけ汁もシャバ系でネギが乗ったシンプルな見た目ですがたっぷり波波です。

そして、鯛味噌が乗った焼きおにぎりまで付いて、何とも豪華なセットです。

麺が標準で200グラムで、結構な細麺ですね。芳醇真鯛そばと同じものかな?
つけ麺にしてはあまりにも細いですが、冷水で締められているのでコシもしっかりですね。

昆布水に浸かっているのでヌメリと昆布の旨味が感じられます。
まずは、山葵や塩で麺をそのままいただきますが、これでも十分に旨味があります。

乗っている具材があまりに豪華で、いつもの豚レアチャー2枚、鶏チャー、そして真鯛の焼いた身もありますね。
せっかく冷製なので塩山葵でいただきましたが美味いですな。
と思ったけど、やっぱりつけ汁に入れて軽く熱を通したほうが更に美味かった。

真ん中のピンクの麺みたいなのは自家製の鯛素麺です。噛むと確かに鯛の風味がしますね。かまぼこみたいなものなので、塩山葵でいただきました。甘い鯛味噌でもなかなか良い。

そして、何とも豪華なのが鯛のたたきでしょうか。昆布とトビッコで和えられた、やや昆布締め風の刺身が結構しっかりたっぷり乗っているのです。
海鮮丼も素晴らしい よしかわ らしく、刺身のクオリティが高い!
この下に敷かれている大葉の下には、細切りの昆布がごっそり盛られています。

つけ汁は、非常にシャバシャバあっさりの真鯛の出汁です。芳醇鯛そばと比べると、ややおとなしい印象もありますが、それでも鯛の上品で力強い旨味を感じます。

なんというか芳醇という感じのガッツリ来る感じではないのですが、まるで潮汁みたいな非常に上品な旨味があります。
上品系の出汁ですが、それでも濃ゆい鯛の旨味がハッキリ感じられるのが凄い!

あと非常にあっさり系のシャバシャバスープなんですが、結構塩気がしっかりしていて、味に力がありますね。
ややヌメリの昆布水に浸かった麺を投入している内に、つけ汁は旨味と粘度を増していきます。

そしてサイドメニューまで標準装備なのが凄い、鯛味噌が乗った焼きおにぎりです。

微かに白身の繊維感が感じられるくらいに繊維レベルまで細かく解された鯛の身と、甘味噌が混ざった鯛味噌がたっぷり乗っています。

そのまま食べてももちろん美味いですが、残ったつけ汁をかけてグチャグチャに混ぜると、締めのお茶漬けになります。

昆布水を含んで力の増したつけ汁に、鯛味噌が溶けることにより、さらなる鯛感のパワーアップと味噌味化が行われ、異次元の鯛風味の味噌雑炊みたいになります。

甘い鯛味噌に出汁をかけて合うのかなと心配でしたが、全く別の素晴らしい味になって凄い!


限定 濃厚イカつけ麺 大盛 1050円 3.5

2019年9月夜の訪問。今回は、限定の濃厚イカつけ麺にしました。

一見普通の煮干つけ汁にも見えますが、ひとくち食べて爆発するイカ感が凄い!
というかこれ上級者向けですね。イカの強い香りが嫌いな人はキツイかも。
スルメの味そのもので、スルメを液体にしたみたいな濃厚な風味があります。

キラッと光る破片も少し見えたので片口とか煮干しがベースなのかも知れませんが、とにかくイカの風味が濃くてそれどころではないです。

後半くどくてキツイかなと思いましたが、むしろ慣れてきて美味しく味わえました。

よしかわのつけ麺はやや麺量控えめなので大盛りにしましたが、300グラムくらいでしたね。
十分な麺量で満足ですが、かなりくどいので今回に限っては普通でも良かったかな。

具は大体いつもの通りですが、三つ葉がドッサリだったのは、やはりくどさ対策かな。
海苔も大量で、いつもだとスープが濁るので嫌なのですが、何のことはない、濃厚なイカがいとも簡単に濃厚な海苔の旨みを遥か彼方に跳ね返してくれます。


限定 里芋と煮干しのとろーり濃厚つけ麺 950円 3.5

2019年10月夜の訪問。今回は、限定の里芋と煮干しのとろーり濃厚つけ麺です。これ先月くらいに川越店で出ていたけど食べ逃したやつだ。

つけ汁は濃厚な感じでトロッと仕上がっていますが、この粘度は乳化スープというより里芋なのでしょう。
感じるのは煮干しの風味で、里芋感というのをダイレクトには感じませんが、煮干しが超マイルドになっているので里芋が健闘しているのでしょう。

こんなマイルドなニボ感はよしかわ史上初かも。
いやニボ感はしっかり濃いのですが、里芋が見事に覆い隠すのよね、いい意味で。
確かに濃いニボ感があるのに、尖って前面に出てくる感じがなく、恐ろしくマイルドなんです。
あまりに強い煮干しを、ここまでマイルドに中和させるとは、里芋強い!

麺は、つけ麺らしい太麺です。あまり太過ぎずちょうどよい感じ。
よしかわのつけ麺は200グラムくらいなので、大盛りにしないと物足りなく感じるのですが、なんか今日は気持ちボリュームがしっかりしていました。

具は大体いつもの通りで、豚鳥のレアチャー、三つ葉、味玉でした。
スペシャルなものとしてはレンコンと里芋ですね。


限定 カキとキノコのまぜそば 880円 3.5

2019年11月夜の訪問。今回は、限定のカキとキノコのまぜそば。

一見、キノコとベーコンと牡蠣のパスタに見えますが、まぜそばなんですね。
麺下に薄くスープが張ってあって、こちらに絡めていただきます。

これがまた非常に淡い味わいで、牡蠣出汁の塩味スープなのかな?
非常に薄味で何とも大人しい味わいでした。ベーコンとかに絡めないと味がしないくらい。
具がたっぷり乗っているので満足感がありましたが、単純に味だけだとインパクト薄いかなあ。

麺は太麺なのですが、やや柔らかいくらいに仕上がっていてモッチリで、生パスタの太いタイプみたいな食感で、ますますパスタ感が強いですね。
結構量が多くて250グラムくらいありそう。大盛りにしなくても十分でした。

上には牡蠣、ブロックベーコン、生マッシュルーム、しめじ、ポルチーニ茸がこれでもかと盛られていて、パルメザンチーズもかかって非常に豪華です。牡蠣なんて大小合わせて9個乗っていましたからね。ベーコンもゴロゴロです。

これは満足度高いですね。麺量もたっぷりで、あっさりの割に意外と後半クドくなってくるくらいで、かなりお腹いっぱいになりました。


限定 背脂煮干ネギチャーシュー麺 980円 3.4

2019年11月夜の訪問。今回は、限定の背脂煮干ネギチャーシュー麺にしました。

限定にしても結構お高めだなと思ったら、納得の豪華でボリューミーな一杯でした。
最大の特徴は何と言ってもその一面に敷き詰められたチャーシューの迫力です。

薄切りになった赤身主体のチャーシューと、バラチャーシューがごっそり乗っています。
どちらも適度に肉らしい食感を残しながら柔らかで、美味いです。

ネギもこんもり盛られていて良いですね。

麺も明らかに大盛りで、裕に200グラム以上はあるでしょう。
青竹手打ち麺のような、歪に縮れたピロピロ麺で良いですね。

たっぷりチャーシューとたっぷりのピロピロ麺のインパクトに隠れて大人しいのがスープ。
出汁もカエシも極めて淡く、非常に大人しい落ち着いたじんわり系の優しいお味です。

煮干しとは言うもののガッツリなニボ感でもなく、白醤油のような超お上品ながら力強い煮干しでもない、割とぼやけたじんわりな旨味です。煮干しの尖りがなく最初鶏清湯かと思いました。
水面には背脂も浮いていて、豚の油の旨味もありますが、こころなしかこちらも優しい印象。


限定 麺割烹 霜月 鴨の味噌つけそば 1000円 3.6

2019年11月夜の訪問。今回は、限定の麺割烹 霜月 鴨の味噌つけそばにしました。
麺割烹というだけあって非常に豪華な構成で、1000円は相当お値打ちでは。

つけ麺のつけ汁と麺に加えて、別添の具が懐石料理のような盛り付けです。
もう見た目で圧倒されますね。

過去一の見た目の豪華さで期待が高まりますが、味は割とおとなしい感じでした。
いや、十分すぎるほど美味いのですが、過去色々な限定がうますぎたので、相対的に意外と普通かなと。

水面には鴨の脂か結構油膜があるのですが、どうも味噌感が強すぎて出汁の美味さをダイレクトに味わえないのよね。
完全に味噌が主役のつけ汁になっています。

味わい的には名古屋の味噌煮込みうどんに、極めてかすかに甘味が入った感じですかね。
赤味噌主体と思われるかなり主張する味噌感の味わいですね。
赤味噌っぽいのですがツーンとする尖りがなく、非常に懐の深いコクのある味わいです。

ネギも散らされて、鴨出汁の味噌ということで、非常に和の味わいですね。
鶏団子も2つ浮いていて、まさに鳥づくしです。

麺は中細麺くらいで、透き通って星も見える美しいものです。
つけ汁が結構強いものですが、その割に麺がやや細く繊細だなあという印象でした。

柚子水といったか昆布水といったか聞き逃しましたが、水に浸かっていて、これでスープ割りにもします。
ただ、なんかあまり旨味とか味とかヌメリがない水で、結局なんだったのか謎です。

レンゲにはネギ味噌が入っていて、つけ汁に入れれば味を足せますし、麺や具に絡めても良い感じでした。

青菜とすだちみたいなのもトッピングされていて彩り豊かです。

何と言っても豪華なのが、具の盛り合わせで、鴨のロースト冷製が2枚、鴨のブロックが2ヶ、甘く煮られたサツマイモ、銀杏2ヶ、紅葉をかたどった柿、レンコン、松茸をイメージしたエリンギなど、秋を思わせる懐石風の盛り込みがすごい!

鴨は大丈夫なのかというほどのレア仕上げで、大変柔らかで美味。臭みなどもありません。
塩が少し盛られているのですが、皿が白いので気が付かずにネギ味噌でいただきました。

鴨のブロックの方は、なかなかワイルドな鴨の濃い味を堪能できます。
こちらも結構レア仕上げで、少しつけ汁に沈めて熱を入れていただきました。

レンコンとキノコは、和の出汁と醤油で極めて薄味に仕上がっていて、食感もよく大変美味!
サツマイモはパサツキなくトロっと柔らかく、甘く仕上がっていて美味いです。

銀杏は焼き目が付いて香ばしく、癖のある香りもなし。
紅葉を象ったのは何かと思ったら柿でした。塩漬けにされて味に変化がついており、完熟で柔らかで美味いです。


限定 クラブメン 980円 3.6

2019年12月夜の訪問。今回は、限定のクラブメンにしました。

蟹の旨味がギュッと詰まった一杯です。もっと淡いスープを想像していましたが、濃厚なカニ味噌の風味でした。
シャバスープなのですが、非常に濃厚にカニ味噌が溶け込んでいる感じで、蟹くささが濃厚!

イカつけ麺ほど強烈では全くないですが、他のメニューよりは濃ゆい風味がガッツリ来ます。
蟹の旨味がガッツリ詰まった一杯で、蟹好きにはたまらないでしょう。

麺は、低加水のパツパツのストレート細麺です。ニボにも合うけど、蟹でも合いますね。

具は、レアチャー、スライス玉ねぎ、三つ葉、蟹のほぐし身が少々です。

いわし丼 450円 3.6

脂がのっているのでおすすめと書かれていたので、イワシ丼を食べてみました。
サイドメニューなのでやや小ぶりなミニ丼ですが、イワシの身がすごい乗っているではありませんか。

醤油ダレに漬けになったイワシは、非常に脂が乗っていて味は良いですね。
イワシらしい柔らかな身ですが、完全にゆるい感じではなくプリッとした歯ごたえの片鱗があり、状態は良いですね。

脂ののったイワシがたっぷり乗っていて、こんなの美味いに決まってます。


限定 煮干そば 白レバーと紫蘇の魅惑のハーモニー 850円 3.5

2019年12月夜の訪問。今回は、限定の煮干そば 白レバーと紫蘇の魅惑のハーモニーです。

煮干そば 白醤油のようなスッキリタイプの煮干しスープに、レバーペーストやフライドオニオンや紫蘇など、味の強いトッピングが盛られた一品です。

スープは非常に淡い煮干しスープで、白醤油よりもより淡いかも知れません。
煮干のほのかなエグミと旨味が淡く香り、そのままでも美味いですね。

以前、川越店で食べたことがある白醤油は、見た目に反して煮干が力強く美味いですが、これはさらにさらに淡い味わいでまた違った良さがあります。

ここまでだったら凄く美味しいあっさり煮干そばという感じですが、味の強いトッピングを混ぜると味が激変します。

メインはもちろん白レバーのペーストで、こいつをスープに溶いてやると鶏レバーの旨味が加わり独特の味わいになります。
白レバーはきついクセはありませんが、やはりやや独特ですので、紫蘇やフライドオニオンなどの薬味を混ぜるとなお良し。

まあ、結論を言うと、正直最初にそのままいただいた淡い煮干しスープの状態が一番美味かったです。やっぱシンプルな煮干だべ。

麺は一番ノーマルの、低加水パツパツストレート細麺です。煮干しスープにはこれが一番だなやはり。なんか麺の折りたたみ方が綺麗でした。

具はほとんどが味変薬味なのですが、でかい鶏チャーが横たわっていて食べごたえあります。


オイスターカレーヌードル 930円 3.7

2020年1月夜の訪問。今回は、限定のオイスターカレーヌードルにしました。
その名の通り牡蠣をふんだんに使ったカレーラーメンです。

見るからにドロドロ濃厚といった風貌で、結構麺量があるのでスープが少なめで、最後の方はややまぜそばチックでした。とにかく粘度高めで特濃です。

バラバラに粉砕された牡蠣の破片がスープにゴロゴロ混じって、牡蠣づくしです。
濃いカレーのカエシに負けずに、しっかり濃厚に牡蠣の旨味を感じさせてくれます。

麺はやや歪な平打ち気味の中細麺で、カレースープによく絡みます。
本当に麺量が多めで、かなり食べごたえがありました。

具は、牡蠣2粒、レアチャー、メンマ、刻みタマネギ、ネギです。
レアチャーはもういつ食べても安定のクオリティです。

牡蠣は出汁とった後の出がらしだと思いますが、以前の牡蠣そばに乗っていたものよりは全然カソカソじゃなくて、しっかり牡蠣の味がありました。
あくまでもこれは飾りであって、スープに溶けた牡蠣の旨味が本番ですからね。


ほんのり煮干香るジャンクなまぜそば 500円 3.6

2020年5月夕方の訪問。限定のニボカツカレー目当てで行ったら既に売り切れていたので、もう一つの限定のこちらにしました。緊急事態宣言以来しばらくワンコインラーメンをやっていたようですね。それもこの日で終りです。

煮干し香るというので、もう少し煮干し感が強いのかと思いきや、本当にほんのりでした。
動物系出汁メインの味わいに極めてほんのり煮干しという感じで、その動物系のスープも割とさっぱり優しい感じで、ジャンクというもののやはり”よしかわ”らしい上品な仕上がりです。

あまりなジャンクなまぜそばですと後半きつくなってくるのですが、こちらは最後までさらっといただけたので、やはり完成度が高いです。何よりこれで500円はコスパやばい。

具はレアシャーを刻んだもの、もやし、ネギで、生姜、魚粉、三つ葉などの薬味も乗ります。
麺はもちろん太麺です。


ニボカツカレー 980円 3.6

2020年5月夕方の訪問。リベンジで限定のニボカツカレーにしました。
1000円くらいするのですが、全然コスパが良いと感じてしまうほどのボリュームです。

300グラムの麺に特濃の煮干しカレースープがかかり、とんかつが乗ります。
さらに千切りキャベツと糸辛子が盛られ迫力満点!

スープは、粘度の高い濃厚な乳化動物スープにニボ感を加えたような、濃厚煮干しスープがベースで、そこにガッツリとカレー感がプラスされています。
ほんのりカレー風味という感じではなく、ガッツリカレー味です。

とんかつも揚げたて熱々で、カリカリに仕上がったものが乗っていて良い。
割りとしっかりしていて120から150グラムくらいあるのではないか。

麺量がすごくて、スープは特濃、更に大きなカツも乗って腹パンパン!
カレーだからと調子に乗ってライスも頼まなくてよかった。

にんにく、生姜、背脂などもトッピングされていて、味変も色々できて嬉しいですね。
本当にかなり濃厚で、生姜を混ぜても中和されてしまってクリーミーになったなくらいにしか感じないくらいです。超絶パンチのあるガッツリスープなのです。


ゴールドラッシュカレーつけ麺 950円 3.8

2020年7月午後の訪問。今回は、限定のゴールドラッシュカレーつけ麺にしました。

ゴールドラッシュとは何事かと思ったら、コーンの種類なんですね。
その名の通り、コーンの一面をそぎ落としたものがゴロッとトッピングされています。

つけ汁はカレーなのですが、麺の方も白っぽいスープに浸っていて、何やらいろいろギミックがありそうです。

まずインパクトがあるのが、麺の方で、つけ麺の麺としては細めの、中太くらいの多加水プリプリ麺です。これが素晴らしいプリプリ弾力で本当に美味い。

また、白っぽいスープに浸かっているのですか、この汁に味があるのです。昆布水に浸かったつけ麺とかにありがちな、麺に絡んだ汁とつけ汁が混ざって、味が変化していくパターンですね。

これが超薄味のコーンポタージュみたいで不思議な感じです。白濁してるのはなんでしょう?豆乳?
なんか一口目で一瞬ホタテっぽい風味を感じたような気がしたけど、コーンの風味だったかも。
とにかく上品な味で、このスープそのままいただいても旨い。

肝心のつけ汁ですが、非常にハイレベルにまとまったカレーつけ汁という感じですね。

あまり尖ったところはないプレーンな味なのですが、全体的に上品でありながら力強く、非常に洗練されたカレー味のつけ汁ですね。トマトも入っていましたが、全く酸味を感じずに良い感じです。全体的にカレーから変な酸味を感じないのが良いですね。

この濃厚なカレーつけ汁に、麺に絡んだコーンポタージュチックなスープが溶け込んでいくので、食べ進めるほどにマイルドに味が変化していきます。最後は、白いスープでつけ汁をスープ割にしてフィニッシュです。

具は、炙った鶏肉がつけ汁にごろごろ入っていて豪華ですが、なんかやや鳥くさい印象でした。


新サンマそば 900円 3.5

2020年11月夕方の訪問。今回は、限定の新サンマそばにしました。
サンマのラーメンは今まで色々なお店で素晴らしいものを食べてきたので期待が高まります。

スープを飲んでまず思ったのは、生サンマというよりは焼きサンマっぽい香ばしい風味が目立つなということです。焼いたサンマの脂の風味が強いですね。

サンマの旨みもほのかに感じますが、それよりもサンマのえぐみや焼かれた脂の香ばしさの方が目立つ気がします。よしかわの魚のラーメンにしては荒々しい印象を受けました。

スダチを絞るとよい感じに味変されて、後半も飽きずに美味かった。

いつものレアチャーに加えて、焼きサンマの身も乗っていて、トッピングも豪華です。


濃厚縞ホッケそば 950円 3.6

2020年12月夕方の訪問。今回は、限定の濃厚縞ホッケそばにしました。

スープは結構脂豊かで、見るからに濃厚そうですが、飲んでみると意外と優しい滋味深いお味です。塩分濃度低めで優しいお味なのです。

よくよく味わってみると確かにホッケの旨みが分かりますが、何の魚か言われなきゃまず分からないなという感じの、非常にマイルドで上品な魚の旨みがあります。ちょっとアジっぽい旨みかも。

魚の出汁と脂を大事にした上品な味付けなのですが、さすがにちょっと塩分濃度低すぎる気がします。意図は分かるけど、さすがにやりすぎな気が・・・

スープを楽しむのにギリギリという感じで、麺をいただくのには明らかに塩分足りていない気がしました。さすがにあともう少しだけ塩気があった方が美味い。

麺が珍しくストレートの細麺でしたね。こちらでこれだけの細麺って初めてではないでしょうか。細麺で、特に硬く仕上がっているわけではないので、ちょっと麺が弱い気がしました。

具は、レアチャーや三つ葉などおなじみのものに加えて、ホッケの身も少し乗っています。
レモンやショウガを加えると少し味変ができ、それもまた良い感じ。

刻み玉ねぎってスープの味わいの邪魔をすることが多いのであまり好きな具材ではないのですが、このスープには異様に玉ねぎの風味が合っていて、最後スープを楽しむ際に非常に美味かったです。


金目鯛のつけそば 1280円 + 大盛 150円 3.8

2021年1月夕方の訪問。今回は、限定の金目鯛のつけそばにしました。

通常は麺200グラムですが、今回麺自体が鰹の出汁に浸かっているということで、そのまま食べても美味いだろうなと、300グラムの大盛にしました。

美しい透き通った鰹出汁に浸った麺と、美しく飾り付けられたトッピング、そして濃厚なキンメダイのつけ汁が見ただけで美味そうですね。

まずは麺だけで食べてみましたが、極めて薄く塩気もある鰹出汁の繊細かつ力強い風味が素晴らしいです。ガツンとくる感じではなく、やや枯れた感じの深い鰹の風味が上質です。

麺は、中太より細いくらいの、つけ麺としては細いタイプですが、繊細な鰹出汁にも、濃厚なキンメダイつけ汁にも良く合います。

しっかり冷水で絞められた多加水麺は、ツルンとプリッとしていて、食感良いです。

トッピングも豪華で、キンメダイの漬けみたいな刺身から、細かいなめろうの様なものまで乗っています。

生の魚なのでクオリティまではあまり期待していませんでしたが、しっかり鮮度良好でした。
さすがに伊豆あたりの優良店で食べる金目刺とまではいかなくても、十分に状態が良いです。

菜の花や、甘酢漬けのレンコンとミョウガなど、野菜類も洒落ています。

肝心のキンメダイのつけ汁ですが、こちらは鰹出汁とは真逆で、非常に濃厚なものです。
粘度が高くドロッとするわけではありませんが、ややトロッとした濃厚タイプです。

金目鯛の旨みと風味がこれでもかと出ていて、素晴らしい旨みですね。
キンメ独特の、鯛のようでありながらカマス?のようでもある、濃い魚の風味があります。

そしてお楽しみはまだ終わらないのです。締めにキンメダイ2枚が乗ったご飯が出ます。

軽く醤油がかかっているので、1枚はそのままいただきました。
やっぱり、なかなか状態良いですよ、このキンメ刺は。しっかりハリがあります。

そして後半は、キンメダイのつけ汁をかけても良いし、鰹出汁をかけても良し、ミックスしても良しで、色々な味わいを楽しみました。いやあ、素晴らしいキンメ尽くしでしたね。


2022年4月夕方、北坂戸のラーメン屋「寿製麺よしかわ 坂戸店」に行ってきました。

鳥の昆布水つけそば 990円 + 大盛り 150円 3.6

限定の鳥の昆布水つけそばにしました。

よしかわのつけ麺は、麺が200くらいがデフォなので、大盛りにしました。
かなりどっさり盛られている感じで、300グラム強くらいありそうです。
ノーマルだとやや軽めな印象ありますが、大盛りだと流石になかなかのボリュームですね。

つけ汁は澄んだ鶏のスープで、つけ麺のつけ汁としては割と小ぶりな器に入って出てきました。
でも、シャバシャバで持ち上げが悪いのであまり減らず、たっぷりの麺を食べるのにも十分でしたね。

つけ汁は鶏清湯の醤油スープで、一口飲むと鳥の濃厚な旨味が感じられる、上質で意識高い鶏清湯ラーメンのスープの味がします。

醤油は、角はないものの、決してマイルドまろやかではなく、しっかり主張する醤油醤油した力強い味わいです。

ラーメンスープと違ってつけ麺のつけ汁なので、味が濃いというのもあるからかもしれません。

とにかく鳥の濃厚な旨味と、尖り無く力強い醤油感で、とても上質かつパワーのある味わいで素晴らしいです。

麺は大盛りにしただけあってたっぷりですね。
つけ麺の麺としてはかなり細めの、中太よりもやや細いくらいの麺です。

冷水で締められて昆布水に浸かっているので、しっかりしたコシがありますが、やはり細いのでつけ麺らしい太麺と比べると迫力に欠けます。しかし、この上質な鶏つけ汁にはこの細麺がベストでしょう。

具材は一際目立つ鶏をローストしたものが2切れと小ぶりのが二つです。

小ぶりのものはカリッと仕上がっていたので、デカい二切れも皮目がパリッとしているのかなと思いましたが、そうでもないですね。
冷めてはいますが、熱いつけ汁につけると温かくなり、しっとり柔らかで美味いですね。

ししとう、ノリ、レモンなども添えられていて、少し味に変化もつけられます。

つけ汁にも鶏肉とネギが入っていて、満足感あります。


2022年8月夕方、北坂戸のラーメン屋「寿製麺よしかわ 坂戸店」に行ってきました。

限定 岩手県産こだわりポークの昆布水つけそば 980円 3.8

今回は限定の岩手県産こだわりポークの昆布水つけそばにしました。

よしかわの豪華なつけ麺にありがちな感じの盛り付けですね。

美しくボリュームもあり完璧な布陣です。

昆布水に浸っている麺は、こちらのつけ麺では標準的な、中太のほんのり平打ちの長方形でエッジの立った麺が、冷水で締められてコシがある仕様になっています。ヌルヌルの昆布水に浸かって良い感じですね。

そのまま食べてみると、今回はほんのり昆布水に塩気があって、そのままでも美味い。
別添えで粗塩とワサビも付くので、これでいただくのがまた美味い。

つけ汁が薄まるのを懸念して普通盛りにしたけど、ワサビと塩が付くなら+150円で大盛り300グラムにしてもよかったかな。まあ、普通盛りでも200グラムとは思えないほど食べ応えありましたけどね。

上質な脂のしっかりあるロースっぽいチャーシューが乗っていて、つけ汁で温めていただくと、とろけるように柔らかでした。メンマ、大葉、とろろ昆布、三つ葉も乗っています。

つけ汁は豚の風味がガンガン来るのかと思いきや、かなりさっぱりな粘度低いスープで、煮干しの風味が濃厚でした。

ベースは豚の清湯なんでしょうけど、ビターなえぐみをしっかり効かせたニボ感が圧倒的で、煮干しつけ麺という感じの味わいでした。

もちろん、こちらの煮干系ですので、味わいは文句のつけようのない最高のものです。

最初から文句のない美味さなのですが、麺をつけていく度に昆布水が添加され、更に旨味たっぷりに育っていきます。

超プリプリなエビが入ったデカいワンタンが二つ入っていて、大満足な内容です。

寿製麺よしかわ 坂戸店 店舗情報

食べログ → 寿製麺よしかわ 坂戸店

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